『コンビニ店員がくれたもの』

2000年前に成立されたとされるヨーガの根本経典『バガバット・ギーター』には私達の人生をより素晴らしい物に変えてくれる古代賢者達の様々な智慧が記されています。

この経典の中に登場する神の化身クリシュナは迷える戦士アルジュナに様々な助言を与え続けますが、その中に『私の事をバクティしなさい』という言葉があります。
バクティは日本語に直訳すると信愛という意味になり、そのまま受け取るとクリシュナとアルジュナの禁断の愛の話になってしまいますがそうではありません(笑)。
私たち人間の象徴として描かれているアルジュナが、目の前に広がる世界の象徴として描かれているクリシュナをどんな時でも信じて愛しなさいと説いているのです。

私達の多くが望む現実が起これば「神様ありがとう!」とこの世界を信じる事が出来るのですが自分が望まない現実が起こればどうでしょうか?掌を返した様に「神も仏も在った物か」と急にこの世界を信じる事が出来なくなってしまうのではないでしょうか。
ですが、これまで拒絶していた困難な現実の先にこそ私達が求めている本当の幸せという人生の宝物を神の化身クリシュナが用意していると古代ヨーガの賢者たちは言っているのです。

私は学生の頃から続けているサーフィンが大好きで休みの日を利用してよく海へ出かけます。先日の水曜日も仲間と海へ行く約束を交わし夜のうちに準備を整え朝から波乗りへ行くつもりでした...が家族の急な予定変更で急遽、海へ行くことが出来なくなってしまいました。残念でしたがそれでも今日サーフィンに行けなくても海はどこにも逃げないので来週行けばいいと自分に言い聞かせ納得しました。しかし次の週も急に予定が入ってしまい行く事が出来なくなってしまいました(涙)。
追い打ちをかけるようにSNSを開けば友達はいい波に乗りサーフィン三昧ではありませんか!楽しみにしていただけあって心のダメージも大きく、遠足に行けない子供の様にとても落ち込んでしまいました。しかし悪い事は続くものでモヤモヤした気持ちで車を運転をしていたらスピードを出しすぎてしまい取り締まられてしまいました。「なんで自分ばかり最悪な事が続くんだ!」私は心の中で「神も仏も在るものか!」と呟いてしまいました。

次の日の夜になっても心が晴れない私はため息の連続で肩を落としていました。
ため息のし過ぎでのどが渇いたので水を買いにコンビニへ入りました。
ミネラルウォーターを手に取りレジ向かうと片言の日本語で「いらっしゃいませ」と外国人の店員さんに声をかけられました。片言の日本語を話すその彼は店長らしき人物にレジ操作を教わりながら慣れない日本語で一生懸命に仕事をしていました。
ふとその外国人のネームプレートに目をやると、なんと研修中のクリシュナと書いてあるではありませんか!しかもこんな夜遅くに文句も言わずせっせと働くクリシュナさんをみて私はとても衝撃を受け我に返ることが出来ました。

深夜のバイトにもかかわらずクリシュナさんは笑顔で頑張っているのに、いったい私は何をしているのか。たった数回望まない出来事が起こっただけで、この世界すべてを拒絶してしまうなんて...と自分の愚かさに気付くと同時に、例えサーフィンに行けなくても、スピード違反で捕まっても、望まない現実に直面しても大丈夫!この世界を信じて頑張り続けていればクリシュナは私達に最高の幸せをプレゼントしてくれるはずと『バガバット・ギーター』の中でクリシュナが言っているバクティを思い出すことができました。

忘れかけていたバクティの大切さを思い出させてくれたのはコンビニで出会った研修中のクリシュナさんのおかげでした。
いつもと同じ帰り道「今夜の風は、なんだかとても心地良く街灯の明かりが宝石の様に輝いて見える。なんて人生は素晴らしいのだろう!」困難な現実に惑わされていた私はようやく目を覚まし、目の前に広がるこの世界を信じる事ができる様になりました。

目の前に広がるこの世界は私達に様々な現実というプレゼントを与えてくれています。ところが私たちの多くが望まない現実というプレゼントは受け取り拒否してしまいがちです。ですが思い出してみましょう、私達がプレゼントを渡す時には必ず中身が見えないように厳重に包装紙に包む事を。きっとこの世界も困難な現実という包装紙にプレゼントを包み差し出し私達がバクティ出来るかどうかを試しているのかもしれません。
これからは誕生日プレゼントを嬉しそうに受け取る子供達の様に、この世界から差し出される様々な現実というプレゼントを拒否する事無く受け取り、その中に隠されている幸せという人生の宝物を見つけ出せますように。

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「バガバッドギーター」に登場するクリシュナ

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